施設は土地 土地は人 ビジョンもまた人

本日は施設を作るというのはどういうことかというお話を手短にさせていただきます。

ホリエモンロケットが打上に成功した2019年5月は、暗いニュースが多い日本の中で久しぶりの明るいニュースという事で、私は個人的にとても喜んでおりました。2000年の打上は延期となってしまいましたが、成功事例を手にした堀江貴文に集められない開発資金はないと思いますので、今後も継続的にやってくれるでしょう。

さて、このホリエモンロケットですが、打上場所は北海道の大樹町です。
当たり前のことではありますが、最初はロケットを飛ばすような前例がない土地である以上、大樹町で飛ばすとなると認められる必要がありますよね。

ホリエモンロケットと共通点のあるものとしてはディズニーランドがあります。ディズニーランドは海沿いであり、ロケット打上は海沿いから海に落ちるように飛ばします。
つまりどちらも説得しなければいけないのは漁師の方々という事ですね。

このことに気づいていたオリエンタルランドは漁師と呑み会を開き説得したといわれています。
https://maihama.hateblo.jp/entry/2015/05/11/100000
同様のことを実は堀江貴文さんもしていたといわれています。

このことの面白い点は、どちらも施設を建てて何をやりたいかを伝えていたわけではなく、まず個人の人間として漁師の方々に気に入られるよう努め、お前がやることならなんであろうと応援するといわれる段階に至ったという事です。

土地を使って施設を建て何かをやる時はどうしてもビジョンの素晴らしさを伝えたくなってしまいがちですが、どういう目的の施設かは後からいくらでも理解させられる事なので、まずは個人として好かれることが先なんですね。
何をしたいかより、何者かを表明することが信頼の近道という事ですね。

施設は土地がなければ建てられません。そしてその土地が今日まで続いてきたのは、人の支えがあったからです。そしてあなたがその土地でやろうとするビジョンというものは、その土地の人とともにあります。
ビジョンを掲げるあなた自身という生身の自分で挑む必要があるのでしょう。

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