人検索

キングコング西野亮廣さんは3万3000人規模のオンラインサロンを運営しており、サロンメンバーの仕事で地図を作っています。(ちなみにメモした時点では2万人規模と記載しておりました。増加率に驚きますね。)

この目的を示す前の前提として必要な要素に、距離の3軸があります。

一つ目は物理的距離、純粋な直線距離や道のりのことです。二つ目は時間的距離、そこに辿り着く為にかかる時間ベースに近い遠いを考えた時、例えば札幌から東京の距離は北海道の大半の市町村より近くなります。そして3つ目が精神的距離…所謂心の距離ですね。知り合いのいない近所より、知り合いに会える遠方の方が足が伸びやすいという状況などです。

この精神的距離が昨今重要とされている理由は、情報が検索でコモディティ(一般)化された事により物は専門性や差別化が難しくなり、クオリティの差が生まれづらくなった為、差別化の要素が殆ど人のみとなった為です。

この精神的距離を近づける要素は友達などのように過去現在の関係性があるという要素の他に、共通の話題を持っているという要素が含まれます。西野さんのがサロンメンバーの店舗を地図にすると、その店舗の店員にはオンラインサロンの投稿記事という共通の話題があるので、例えば美容院などでは話に困らなくなるわけですね。

人検索したいという需要がある業界はたくさんあるかと思います。例えばタクシーなどは、ドライバーによって当たり外れが激しい面があるので、顔写真がわかったり評価をしてそれをみられたり、趣味などの情報が記載されていたりして人で予約ができるようになると顧客満足度の向上だけではなく、タクシードライバー側にスキルを磨く意欲が湧くかと思います。

これらを踏まえたうえでふと思う事なのですが、新卒入社を除いて、社会人になってから初対面の同世代が一同に会すような機会って中々ないなと思い至りました。小中高大新卒入社を皮切りに、全くなくなるんですよね。あるのは同窓会など既存の関係への回帰イベントです。

これの原因ですが、社会人が言う「出会い」は主に恋人など異性であるというバイアスがあるのではないかと思います。社会人になってから友達を作るという言葉はかなり縁遠いものになっている事でしょう。

社会人限定同世代交流イベントを開催してみたら、思わぬ需要が開けるかもしれません。

コメント

  1. […] 人検索 […]

タイトルとURLをコピーしました