頭を良く見せると損をする

今回は頭を良く見せると損をするという話をさせていただきます。前回の話とも関連してますね。
https://www.mine-think.com/2020/06/%e9%9b%a3%e3%81%97%e3%81%8f%e8%a6%8b%e3%81%9b%e3%82%8b%e3%81%a8%e6%90%8d%e3%82%92%e3%81%99%e3%82%8b/

あなたは頭が悪いとみられるのと頭がいいとみられるのはどちらが嬉しいでしょうか。普通に考えれば後者ですよね。頭が悪いと思われるのは全くうれしくはないと思います。ですが頭がいい人だと思われると実は物凄く損をするのではないかというのが、今回の話ですね。

ちょっと話がずれますが、小学生時代あなたはどのような人だったでしょうか。もしあなたが所謂問題児だったのであれば、おそらく先生から怒られる事が多かったのではないかと思います。逆に所謂真面目と呼ばれる人間だとどうでしょうか。私はどちらかといえば後者の認識をされていましたが、特に気にかけられることも多くはなかったと思います。先生の関与度いう視点においては、圧倒的に前者が大半を占めていますよね。

基本的には頭の良し悪しにおいても同じことが言えます。例えば新卒社会人になって何人かの同期の中で、この人は頭がいいなと思われた場合、この人は自力で解決するなというように先輩方が考えるようになり、相談をした際にヒント程度しかもらえない事になります。ある種信頼の放置と言えますし、自力で解決をする力が付きますが、その分一つの成果に対する、自分の時間の割合が多くなります。殆ど10割に近いかもしれません。

逆に馬鹿だなあと思われるような人だと、全然わからないので助けてくださいみたいないい加減な相談の仕方をした場合ですら先輩方から適切なフィードバックをもらえたりします。そうやって周りの先輩方複数人から少しづつ力をお借りすることができるので、一つの成果に対する自分の時間の割合が少なくなります。

頭がいいと思われ独力で動くことが多くなる人と頭が悪いと思われ心配され助けられる人、どちらが大きな成果を挙げられるかというと、後者の人間にです。
例えば頭が良いと思われるAさんに200の力があり、頭の悪いと思われるBさんが100の力だとして、Aさんは5人の先輩方から10づつの助けをうけ250の成果を出せますが、Bさんは5人の先輩方から40の助けをうける事によって300の成果を出すというような事がありうるという事です。

人は能力に絆される生き物ではなく、理念とかやる気に絆される生き物です。他者を巻き込もうと動くことから逃げず行動量を増やせるのであれば、助けたいと思われるようになり、そう思われた上で能力を鍛えていけば、より大きなことができるようになるかもしれませんね。

今回は以上となります。

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