意見の伝え方

今回は意見の伝え方という話をさせていただきます。

結論から話すと、意見を伝える際は「総論賛成各論反対」のポジションを確保して伝えると、うまく物事を前に進めることができるようになると思います。

総論賛成各論反対に関しては実は物事がうまく進まない場合の象徴として挙げられる場合が多いです。
https://school.nikkei.co.jp/news/article.aspx?aid=MMSCe9000008112016
大枠としては賛成でも、自分に負荷がかかる可能性が浮上すると途端に反対してしまうらしいですね。

まず前提として意見を伝える場合、目先の判断で意見をすると必ず感情論を生んでしまうので、注意が必要です。面倒だからやりたくないや、できない理由だけを伝えるとまずいという事です。

そして必要な事前準備は、総論に対して粒度の高い理解をしておき、自身の理解度に関して正しく伝えるという事です。例えば「定型業務をやめた方がいい」という総論があったとして、なんとなくいい意見だから賛成という事ではなく、定型業務は何を示すか、自身の場合に該当する業務が何かなどについて考え、それをやめることにおけるメリットデメリットを考えたうえで総論に賛成するか反対するかを決める必要があるという事です。勝手に良くなるといいなという気持ちはばれるという事ですね。

上記の過程で総論に賛成しそれを伝えたうえで各論に言及し反対すると、意見が伝わるようになります。「私もその考えの実現はこのようなメリットがあるので是非実践したいと考えています。ただ、それを実践する場合に越えなければいけない障害が〇点ほどあると思います。まず第一に××というものがあり…」といったような伝え方をすると、聞く側はその場しのぎの保身で逃げているわけではなく、総論を自分事と捉えたうえで反対意見を言っていると思ってもらえるので、反対意見でありながら意見が良い方面で活発化し、話が前に進むようになるかと思います。

今回は以上となります。

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