イベントの成果のパラダイムシフト

今回はイベントの成果のパラダイムシフトという話をさせていただきます。

もしあなたがイベントを主催する立場にいるとした場合、目指す目標はどのように設定するでしょうか。1万人の動員などを目指したくなるのではないかと思います。

ただ、動員数という数値的な広さを目標にすると、そのイベントから先に繋がらない結果を招くので注意が必要というのが今回の話となります。まず前提として、顧客行動パターンは時代とともにAIDMAをはじめ時代とともに生まれておりますが、今現在の顧客の行動パターンはAISCEASと呼ばれています。
https://www.wowcom.co.jp/blog/789/

AISCEASとAIDMAの一番の違いとは行動で終わっているAIDMAに対して、AISCEASは行動の後に共有があります。SNSが前提となったために生まれた形ですよね。今の時代というものは日本だけで考えたとしても一億総発信者時代と言える状況で、誰でもSNSやブログを駆使し自身の感想を発信できる環境があり、尚且つ無料であることからフォロワー100人くらいなら発信し続けたりフォローするだけでたどり着ける状況です。この100人という数字は本来現実の世界では実現が難しい物なんですよね。私の普段の話を100人に聞かせるという状況を簡単に実現できるのはオンラインならではです。

この、1人1人の声が100人に伝わるという前提を踏まえると、イベントの成果というものは単純に数値的な動員数を追う以上に、100人ほどの動員を目指したうえで、イベントだけにとどまらず主催であるあなた自身のファンにさせる事を目指して、100人のファンに発信したいと思わせるイベントにした方が良いという事になります。それぞれ100人のフォロワーを持つ100人の人間が発信をすると、かぶりを考えない場合10000人がそのイベントを知ることに繋がります。

この場でファンになった人は次のイベント主催の機会にも参加してくれるかもしれません。さらに参加することをもし事前に自慢してくれるようであれば、その人のフォロワー100人のうち1人がそれを見て参加したくなってくれるかもしれません。100人のリピーターの発信でそれぞれフォロワーのうち1人が参加してくれた場合、200人が来場してくれることになります。

その後は200人が発信してくれて…といった具合に、イベントに限らずファンを作るという行為は、発信による拡散が自身の手を離れて行われるので、複利的な成果の為重要という事です。このためイベント成果は来場者数を目標とする時代から、シェア数を目標とする時代へとパラダイムシフトをしたといえるのではないでしょうか。

今回は以上となります。

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