古参という参入障壁

今回は古参という参入障壁という話をさせていただきます。

内容としてはタイトルがそのまま結論で、古参が古参面をしてしまう状況というのは、新規を増やすうえでの参入障壁となってしまうという事です。

発信者という立場に立った場合、やっぱり応援してくれる人というのは大事にしたいと思うものだと思います。それがもし始めたばかりのころからだと、余計に優先したくなりますよね。ファンを大事にするのはとても良いことですが、その気持ちが行き過ぎて古参のファンの要望にばかり応えるようになると、それは逆効果を招きます。

古参の要望というものは例えば音楽でいうと、「同じパターンばかり飽きたからたまには逆の事をやってみてほしい。」だとか、「昔のような発信のスタイルに戻ってほしい。」だったりがありますよね。前者に関してはその人のお約束というのはとても大事ですし、後者に関しては発信者の表現の幅が広がり挑戦をして成長するというのは喜ばしいことだと思います。

ですがお約束は初心者からすればこの人の発信者の王道パターンをまず知りたく、それを見てファンになってくれるかが決まる中で王道を知っている前提でしか楽しめないものを見せられてもよくわからないと感じてしまいますし、その様子に対して古参の方がわかる人にはわかるという語りをしてしまうと、新規は疎外感を感じて離れてしまいます。
表現の幅が広がった際に見た新規からすればその表現方法がきっかけでファンになっている為当然思い入れがあるはずですが、古参の方が昔の曲を知らない人はファンではないなどと言ってしまうと、同様に疎外感を感じさせることに繋がります。

以上のように、古参というのはありがたい存在であることは間違いないのですが、古参が求める発信者像というものは得てして新規向きではない場合が多いため、ファンを大事にする気持ちで古参の要望に応える事だけをしていくと、新規の参入障壁となってしまうという事です。

ファンの目線としては、基本人間は何かの分野に対しては古参なものなので、私も気をつけなければいけないなと感じています。

今回は以上となります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました