機を見て動くことの重要性

今回は機を見て動くことの重要性の話をさせていただきます。

社会的には今まさにテレワーク導入の好機というような状況で、実際に始めたという話もよく聞きます。そんな中アドビシステムズがとったアンケートで下記のような結果が出ました。
https://japan.cnet.com/article/35150430/

一部抜粋ですが、テレワーク経験のあるビジネスパーソン500名に課題を聞いたところ、 最も多かったものは「会社にある紙の書類を確認できない(39.6%)」、次いで「プリンターやスキャナーがない(36.2%)」、「自分以外の仕事の進捗が把握しづらい(35%)」となり、テレワークの課題は大きく「会社にある紙の書類」と「同僚とのコミュニケーション」 の2つであったそうです。

コミュニケーションに関してはWeb会議システムとチャットツール、オンラインストレージでおおむね問題ないと思いますが、問題なのは紙の書類と承認手続きですね。
ただある視点からの問題、課題というものは、往々にして別の視点から見ればチャンスであるもので、今回のケースでいえば停滞していたペーパーレス化の推進を再開できるチャンスのように私には見えます。

ペーパーレス化の要望書は印鑑業界が猛反発して、その影響かはわからないながらも、要望書の提出が見送られているのですよね。
https://biz-journal.jp/2019/07/post_109495.html

双方の視点の話としては実際印鑑業界からすれば職を失うような危機なので、一枚岩となり驚くほどの団結力で断固として反対してきておりますし、ペーパーレス化を推進する人たちは当然それによって利益を得る人たちなので、感情の話としては双方同等レベルだったために危機感があり、より熱意の強い印鑑業界が勢いとして勝っているような状態のように見受けられるのですよね。

しかし今コロナウイルスの影響もあり、厚生労働省など政府から補助金助成金が出るほどテレワークが推奨される以上、テレワークの課題である紙書類を無に帰することができるペーパーレス化の推進は、全国の日本企業のテレワーク成功の為という大義名分を得た状態に変わりました。

結論としては、何か物事を動かして味方を増やしたいのであれば、やり方の問題以上に時期が悪いという問題で共感されないだけの場合があるので、大義名分を得られるタイミングを見計らって動くことが大事なのではないかという事です。

ペーパーレス化にかかわる団体の方はこの機を逃すことなく、是非とも再始動していただきたいですね。

今回は以上となります。

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