客観的な存在としてのセカンドワーカー

今回は客観的な存在としてのセカンドワーカーという話をさせていただきます。
以前お話した複業の話の別の視点に当たります。
https://www.mine-think.com/?p=222

例えばメーカー系列のシステム会社からメーカー商品をオススメされても、自社の利益だからでしょ?というかフィルターがかかるというのはよくあるかと思います。
買ってもらう側にとってはそれが障壁ですし、買う側としてはそれが懸念事項になります。

もう少し抽象的な言い方をするなら、組織等コミュニティに根を張っている人の意見は、おススメという言葉が個人としてではなく、コミュニティの利益を背景とした「(弊社にとって都合がいいから)これをして欲しい。」という意見に聞こえてしまう事です。

これはセールスだけに限らず、例えば上司が新卒社員に「これをして欲しい」という場面でも怒る現象であるといえます。会社にとって使いやすい人間になってもらう為に苦労は買ってでもしてほしいなどですね。(レベル上げにつながる苦労に関しては実際コスパがいいとは思いますが、それは別の機会にお話しします。)

ではそういった疑いの目を向けられにくい人はどういう立場の人間かというと、組織に根を張っていない(極論会社が潰れてもいい)ものの意見が最も聞く側にとって客観的だと感じるという事になります。

ようやくタイトルを回収できるのですが、セカンドワーカーはこの組織に根を張っていない立場の存在の筆頭になれます。自社に所属していながら客観的な意見とみなされる存在というのはセカンドワーカー以外では中々実現できません。

セカンドワーカーは時に顧客にとって何が一番いい商品化を訊くとき誰より信頼できる営業になり、時に自社のメリットデメリットを忌憚の無い意見で教えてくれるご意見番になり、時に若者の味方になったりできる希少人材になりうるので、会社の複業を解禁する際には同時に、意見が飛び交う所謂風通しの良い会社にすることも進めることで、その恩恵を最大限に活かせるかもしれません。

定年後の高齢者を週に数日雇う雇用環境を作り、マインドセットを担ってもらう事で若手の考えを変え、また若者の意見や価値観を集約するという役割をお願いしてもらうなど、複業の効用を最大化させられる方法を模索していきましょう。

本日は以上となります。

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