できないことの説明はしない方がいい

今回はできないことの説明はしない方がいい場合があるという話をさせていただきます。

今回の内容は結構場合によるので注意が必要です。前提として、顧客が「当たり前にできると思っている」ことができない場合に関しては説明をした方がいいです。できないことを明確にしておかないと、契約締結後にトラブルになる恐れがあるからですね。

今回の表題の例が適用される場面というのは、例えばファンクラブですね。ファンクラブは当然全国わけへだれなく募っているものですが、どうしても地方と都市部で享受できるサービスに差ができてしまう事があります。東京大阪でしかやらないライブのチケット優先先行予約の権利を地方のひとたちが見せられても、そもそもいける状況ではないのでほとんどの人にとっては意味がないわけですね。

隣の芝は青く見えるという言葉がありますが、まさにその通りで、地方民の立場としては、地方民が十分に享受できない都市部のオフラインイベント情報は、実際には減っていないにもかかわらず損をした気持ちに心理上なってしまうので、説明するくらいならむしろないものとして触れない方がいいという事です。

つまり有料会員を増やすためにはどうする必要があるかというと、その地方ごとに享受できるサービスのみを紹介するような、各地のフライヤーなどを作ることが望ましいという事です。
別視点として考えても、地方の販促活動において東京の基準で「先進的、かっこよさ、お洒落さ」などといった要素を謳われても、「自分なんかが入っていいコミュニティなんだろうか…」というような風に、むしろ高尚すぎて馴染めないのではないかと不安が増やしているだけの可能性があるという面もあります。お洒落なアパレルで服を買いに行くためのお洒落な服を買う必要があるみたいな状態です。

下記の投稿でも言いましたが、基本的に人間の幸せは相対的な指標で感じるものであるため、できないことをはじめ、自分とのギャップは感じさせない方が良いというお話です。
https://www.mine-think.com/?p=96

今回は以上となります。

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