顧客をぶっちぎる玄人さは逆効果

今回は顧客をぶっちぎる玄人さは逆効果という話をさせていだだきます。

タイトル通りの話ではあるのですが、何年も一つの分野の作品を出し続けていると、作成者側の飽きとヘビィなリピーター側のマンネリなどが相まって、王道を外すような作風を始めてしまったりするのですが、それをやるとついていけない人を生み出すという事ですね。

ここの話は場合による部分ではありますが、グループとしての全体のレールそのものを方向転換するような、グループとしての先を見据えたうえでのジャンルの拡大であればファンの応援が途切れないのですが、ちょっとした興味本位や、一部の意見を取り入れたうえでの、レール事方向を変えていないつまみ食いに近いやり方の場合はファンの減少を招くという意味で解釈してください。

別の例でいえば、開発者が自分の技術を惜しげもなく披露するために作ったような技術的に凄い多機能ツールを作ってしまい、そのツールを使用する消費者にとっては何をどうすればいいかわからない使いづらいツールになってしまうという事もあります。どれだけすごいものでも、使えなければ意味がないという事ですね。

ただ顧客を置いていくはかなり難しい話で、ぶっちぎっても大丈夫な例や、ぶっちぎらなければいけない場面もあります。例えばゲームはやる側が顧客なのでぶっちぎってはいけませんが、音楽はあくまで聴くだけで、技術的な背景などを全く知らずとも楽しめるという意味では、作風に影響しない技術的な凄さは見せても問題ないという事ですね。「なんかよくわからないけど凄いことがわかる」のであれば、ぶっちぎってもいいという意味です。

ぶっちぎらなければいけない場面とはファンが味方に付いていない場面で作品を披露する場合ですね。一番定番としては海外でしょうか。予備知識や、自身の来歴という情報が0なので、評価の指標が創作物のクオリティのみなので、可能な限りぶっちぎる必要があるという事です。

大事なことは、その発表の場がどういう人が見る場所なのか、その創作物が背景を含めて楽しむものなのか違うのかという視点だと思います。

今回は以上となります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました