トライアンドエラー環境のデザイン設計

今回はトライアンドエラー環境のデザイン設計というお話です。この場合のデザインとは仕組みとかフローのことですね。

当たり前のことではありますが、人間は初めてのことはうまくできません。逆に慣れれば多少高めの負荷にも耐えられるようになります。
はじめのうちから30のことはできないけど、10のことから初めて慣れてもらったらそのうち50の事をやってもらってもこなせるかもしれないみたいな話ですね。

続けざまに当たり前のことを言うのですが、物事には1年の中で流行り廃りがあります。スノーボードは冬にしかできませんし、花火は夏だけです。テーマパークは年中やっているとは思いますが、その中でも集客時期というのはあるかと思います。

上記二つをうまく利用しトライアンドエラー環境のデザイン設計を行った例として、ディズニーランドがあります。
一体どういうことかといいますと、ディズニーランドはグランドオープンを集客のたくさんできる世の中の競合における繁忙期ではなく、閑散期に行ったのです。

この行動の目的は、物事を廃りの時期に始めることで、初心者の多いスタッフ達にリソースの中で経験とノウハウを積んでいき、満を持した状態で繁忙期を迎えようというものでした。

閑散期であれば仕事量があふれることを防ぎつつ反省する余裕を持つことができ、また取り返しのつかないようなミスが出ることも少なく始まってすぐに評判が落ちるようなことを未然に防いだという事ですね。
これもし繁忙期にオープンをぶつけていたらディズニーランドの今のような繁栄はなかったのかもしれません。

もしあなたが店を開くのであれば、オープン時の最優先目的に合わせて、開始時期を考える必要があるのではないでしょうか。売上目標なら繁忙期に、ファンを作りたいなら毎日1時間限定などもいいかもしれませんね。

今回はディズニーランドの例でトライアンドエラー環境のデザイン設計という話をしました。まだまだここの情報が整理できていない部分ではありますが、イベントや施設、アプリなどたくさんの人とともに何かを始める場合はかなりコアな部分ではあるかと思いますので、私も知見をためていきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました