ポピュリズムという娯楽の時代変遷

今回はポピュリズムというものは娯楽の時代変遷が生んだものだという話をさせていただきます。
NHKから国民を守る党 立花孝志さんを例に出しますね。

まず前提として、立花さんへ投票した人は必ずしもマニュフェストを支持している人たちではありません。

皆さんの中に三国志が好きな方はいるでしょうか。結構ゲームでも使われており、中国の歴史の中では日本でトップクラスに読まれている時代の題材ではないでしょうか。
でもここで考えてほしいのですが、別に三国志が好きな方ってその時代の中国が良い時代であったという指示をしている人達ではないですよね。ただ単純にその時代の物語が好きな人達です。

つまり立花さんへの投票とは、マニュフェストの支持者+立花孝志というノンフィクションの物語を読みたい人たちの合計という事です。
漫画雑誌の続いてほしい作品が打ち切りになりそうならアンケートを出しますよね。立花孝志というノンフィクションの物語が存続してほしい人はアンケートのように投票するという事です。

私は特に投票はしておりませんが、それでも月に一度ほど動画を見たりするのは、上記と似たようなもので、支持はしないが参考になるからですね。

これに対して現実に存在していることを娯楽として認識しているという事に不謹慎だという意見が出てくることは想像に難くないのですが、私たちは実際に犠牲を伴った戦争を題材にした映画や書籍を販売したり見たりしておりますが、これに対して戦争を賛歌する行為だ!不謹慎だ!とは言いませんよね。

私たちは少なくとも今日まで、過去のノンフィクションを娯楽にする行為を認めてきています。(最初のころは苦言を呈す人がいたのかもしれませんね。)
ポピュリズムとは、「過去のノンフィクションの娯楽化」が認められる時代から、「現在のノンフィクションの娯楽化」という需要の発生という変遷に応える形で生まれた戦い方という事です。

これ、ストーリー需要にも繋がる話ですよね。ノンフィクションを物語に替えても成り立ちます。
ストーリー需要が国会での戦い方を変えたのであれば、企業の戦い方すらも何か最適な方法があるのではないでしょうか。
https://www.mine-think.com/?p=7

本日は以上となります。

コメント

  1. […] 例えば以前私がブログに記載したストーリー経済の話も過去のノンフィクションを娯楽化するという既存のやり方を、現在に転用しただけに過ぎません。 https://www.mine-think.com/?p=188 […]

タイトルとURLをコピーしました