目的を達成するフレームワーク

今回は目的を達成するフレームワークという話をさせていただきます。

基本的に人間の行動というものは何かの目的を達成するために行うものだと思いますが、行動をしていくに従い、当初の目的がぶれてしまったり、目的を見失ったりしてしまう事があります。

こういう目的がぶれるという事をなくすため、私が思考の基準にしている考え方は「行動一つに対して、対応するコンセプトを予め立てておく」という方法です。コンセプトという言葉をもう少し深堀すると、誰になんと言わせたいか、あるいは誰に何をさせたいかです。

例えば自社で販売している商品Aをプレゼンする時のコンセプトは「プレゼン相手の社長にAを買いますと言わせる」ことがコンセプトです。ここを設定しない場合に起こりうることが、プレゼンそのものを失敗しないようにして、話が上手いで終わってしまう事です。このプレゼンで買わせることができるかを常に意識しながら構成を練る必要があるという事ですね。

この、行動とコンセプトの紐づけは何にでも当てはまるものであり、例えば上司と話す際に漫然と状況を伝えるだけだと上司は何が言いたいのかわからなくなるという事がよくあります。よくビジネスの場は結論から話すといいますが、あれはゴールを先に見せた方が相手の理解と回答が早いからです。結論から話すというのは事前に目的が決まっていることが前提であり、つまりこの場面でも「上司に何をしてほしいか」というコンセプトを設定することが有効であるといえます。

意図のない行動をすることは、自らプロの看板を下ろすことと同義です。私もまだ徹底できているわけではない未熟者ですが、意識することだけは諦めてはいけないのではないでしょうか。

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