活動目的の3分割

本日は、ビジネスなど広い意味で活動をするときの目的は3つに切り分けができるのではないかというお話をしていきます。

例えば漫画で考えてみましょうか。漫画というものは人気商売ですので、ある時期を切り取った際全く同じ状況、環境というものはないのでわかりやすいかと思います。

新連載として始まってお話として1~3巻くらいの時期の作家、編集者が考えているのはどういうことでしょうか。おそらくその本誌を定期購入する人たちに知ってもらう、面白い題材、試み、作者だと思ってもらう事だと思います。
ここでこけると早期打ち切りという可能性になってしまいますしね。

では、ある程度認知され本誌における一定のファンを獲得した場合、次に行われるよくある戦略はなんでしょうか。いろいろあるかとは思いますが、一番多いのはアニメ化かとおもいます。
漫画は読まないけどアニメは沢山追っているという層がおりますので、その層の方はアニメ化で初めて知ることになりますね。

さて、無事本誌でファンを獲得しアニメでさらにファン層を広げた後は何をするでしょうか。これはもう既に成功のレールに完全に乗っている状態ですので、既存の成功ロジックを駆使することで、ファンの人たちがリピーターでいて続けるようにして、単行本の売上を出していくことになるかと思います。

上記の例のように、基本的に何か広い意味でビジネスをするときの目的は、興味を持ってもらう、ファン層を広げる(新規開拓)、 ヒットさせるの3つに分けられます。

抽象化すると下記のような意味ですね。
興味を持ってもらう:個人または製品を知らない層に対して、噛み砕いて説明して面白い人、物だと思ってもらう
ファン層を広げる:そもそも存在を認知もしていない、関係ない所謂無関心の層をめがけて活動ジャンルを広げて認知させる。
ヒット:既存の成功ロジックを使って、同じ顧客にリピートしてもらう

重要なこととしては、これらを混同して複数を追うような事をすると、方向性のブレた行動、施策になってしまうという事です。

例えばあなたが誰にも知られていない状態で自分を知ってほしいという目的で生い立ちを語ったとしても、そもそも興味のない知らない人が何者であろうと一般の方からすれば知ったこっちゃないので、うまくはいかないでしょう。

あなたを知ってほしいのであれば、まずあなたの作品やビジネスで忌憚の無い視点の相手に効用をもたらし評価してもらい、その後あなた個人に対して興味を持って下さるファンに近い存在ができたとき、そこで初めて生い立ちを話すことで、その生い立ちのなかで相手に刺さるものがあれば生涯のファンになってくれる可能性も出てくるでしょう。

多少のズレや差異はあれど基本的に広い意味で活動の目的は興味を持ってもらう・ファン層を広げる・ヒットさせ売り上げにするの3つのどれかに該当し、これらは全て得るために必要な行動が違うものであるため、何かうまくいかない時は目的と行動がこの3つのうちのどれか一つに向いて一貫しているかを整理するとよいでしょう。

本日は活動目的の3分割という内容でお話をさせていただきました。

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