紙の本の強み

今回は紙の本の強みという話をさせて頂きます。

電子書籍の日本でのサービス開始は1995年ですが、25年でそれなりにしたと思います。amazonと連動しているkindleという電子書籍を読むためのアプリもありますし、システム的にも進化しているので、アンダーライン検索、ワード検索、メモなどで紙の本以上に資産になりやすいものだと思います。

ですがいまだに紙の本の人気がないかというと、そういう訳でもございません。

「紙の本」の売り上げ、13年連続で低下 電子書籍は好調も
2017年の出版市場はどのように推移したのか?――全国出版協会調べ。

紙の本の売上は落ちてはいますが、まだまだ電子書籍と逆転するような状態ではないですよね。私個人の見立てでは、このまま下がったとしてもシェア6割程に落ち着くと考えております。(数値的根拠はない肌感です。)

紙の本の強みはなんでしょうか。ちょっと抽象的な言い方にはなるのですが、私は存在性が強みだと考えてます。存在性によるメリットは様々ありますが、最も大きいと思う一つを挙げると、それは、たった5分読んだとしてもページと厚みによって進んだ事が可視化される事です。本に限らず物事を継続するというのは中々辛い事だったりします。例えば通勤時間などの隙間時間に本を読んでいる場合、一冊読むのに2週間以上かかることになります。この場合電子書籍だと進んでいる実感や終わりが近づいている実感が全く湧かず、読書が好きではない場合継続できない可能性がありますが、紙の本では紙をめくっている事や厚さの変動が物理的にわかるので、進んでいる実感で続ける事ができます。

5分で何ができるという感覚は皆さんあると思います。寝る五分前に目的もなくyoutubeを見てしまうといった事は私自身にもありますが、紙の本はそういった5分を有効に使うという1分単位のスケジュール管理実現の足がかりとなるのではないでしょうか。

今回は以上となります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました