クラウド化が普及しない理由

今回はクラウド化が普及しない理由という話をさせて頂きます。

テレワーク推進の流れの中で、本社とそれ以外という境界防御の考え方に疑問が持たれ、ゼロトラストの考え方への移行が始まっている昨今、本社に置くが前提だったオンプレミスサービスのクラウド化は確実にやってくる流れだといえます。

しかし日本企業システムのクラウド化の進行の遅さは、今日までの実態を知っていればわかるかと思います。一体なぜ普及が遅れているのでしょうか。

一つは導入を検討する企業側の都合です。クラウドを入れる場合使った分の変動費となる為予算計算の難しさが生まれ、なおかつ多くがクラウドの方が高い事が判明する為、予算の問題で導入が進まないという面があります。また特定のシステムがオンプレミスでしか動かない為、紐付くシステムを移行させられないというケースもございます。

もう一つは導入を推める企業側の都合です。クラウド導入を推める企業はクラウドだけに従事しているというわけではなく、まだ半分以上の取扱がオンプレミスという場合、クラウドを推めることでオンプレミスが売れなくなるという事を危惧しているという理由です。クラウドはあやかる仕組みなので、当然利益が落ちてしまうわけですね。

クラウド移行は世界的には基本ですし、コロナによって本社という概念を捨てる流れが進む以上、遅かれ早かれ移行は進むと思いますが、進行を早くするには懸念を解消する必要があるのかもしれません。

今回は以上となります。

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