需要の3フェイズ

今回は需要の3フェイズという話をさせて頂きます。

結論から申しますと、需要の3フェイズとは、人需要、空間需要、出来事需要を指します。

例えばあなたがイベント主催者だとして、極端な話、人をその場限り単発で集めるだけなら有名人を呼べばいいというのは、皆さんわかるかと思います。
誰がいるから参加しようという、人需要ですね。学校祭なども芸人を呼ぶとその時間帯人が集まるなどあると思います。逆にあの有名人がおすすめというのも人需要と言えます。

ただ、人で集客をしても長くは続かないものですし、お金をかける割にイベントのファンはふやせません。イベントはイベントそのものが持つ空間のファンになってもらう必要があります。最大の成功例はディズニーランドでしょうか。スターバックスコーヒーに人が溜まるのも同様ですね。
このようなその場所にいたいという需要の事を空間需要といいます。落ち着く空間、盛り上がる空間など、それぞれ自分の気持ちややりたいことに合わせた空間の需要があります。

人で集客し、空間を気に入ってもらいその空間内でのイベントを楽しんでもらえたのであれば、そこに参加してくれた人は、もしかしたらあなたのファンになってくれたり、そのイベントを開催するたびに参加してくれるようなリピーターになる可能性もあります。この場合提供する空間は一律ではないですが、その時の体験という思いでが、その体験をくれたあなたへの需要になるという事です。
これを出来事需要といいます。

それぞれの役割としては以下の通りです。
誰の、誰と=人需要 どのような場所で=空間需要 何をやる=出来事需要
面白いのは、人需要で空間に集め、空間を好きになってもらい出来事を楽しんでもらいファンになると、そのイベントの主催者が人需要を満たす存在になる点です。
つまりその人がほかのイベントをおすすめすれば、あなたがおすすめするイベントという人需要で、他の誰かの集客に貢献することができるという事です。そこでそのイベントのクオリティが高ければこの人にもファンができ…といったヒューマンチェーンが成り立ちます。

今回のまとめとしては、もしあなたが誰かの計らいにより人需要でイベントが成立し、集客できる目途が立ったのであれば、次に考えるのは人需要を如何に空間需要に、さらには出来事需要に転換させるかを最優先で考える必要があるという事です。出来事需要までを満たしてファンを作り、お勧めしたい誰かのイベントを、あなたへの人需要で支援すると、良い循環がうまれるかもしれません。

本日は以上となります。

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