ライブの最善手

今回はライブの最善手という話をさせていただきます。
コロナウイルス、いよいよ世間的にも危機感を煽られるような状態となりましたね。

北海道では緊急事態宣言が下されました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200228/k10012306531000.html
株価も下落しており、このままだとリーマンショックを超えた不況を迎えるともいわれておりますね。
https://www.nikkei.com/markets/worldidx/chart/nk225/

このような状態ですので、ライブなども多くが無念の中止に追い込まれているのですが、そんな中である団体が逆転の手ともいえる手を打ちました。

神椿レコードとはヴァーチャルシンガーや作曲家、デザイナーなどが集まっているクリエイター集団のレコード会社ですね。
3月23日にリアルライブを控えていたのですが、御多分に漏れず中止という判断をとりましたが、神椿レコードは単なる中止で終わらせなかったのですね。

神椿レコードは当日無観客ライブをやるという判断を下しました。この選択はかなり答えに近いと思っております。
ライブハウスの収益項目はいくつかありますが、基本的にはチケット代ドリンク代などが占めております。中止にして払い戻しにした場合アーティストのスタッフも当然大損をしますが、同様にライブ会場スタッフが食べていく収入もなくなるわけです。

そこで無観客ライブを行うという判断に至るわけですね。ライブ映像は有料のオンラインライブとして放送される予定となっております。おそらくここでの収益の一部がライブスタッフの収益に充てられるでしょう。無観客であるため、スタッフ数も必要最低限の人数にできるのではないかと思います。

自宅で配信をし有料ライブにするという方法であればアーティストスタッフも外出をすることはないのでこちらも良いとは思いますが、バーチャルアーティストという性質を活かしたうえで無観客ライブを見るという付加価値をつけ、現地に行く予定だった人だけではなく現地にいけない人まで見られるということで満足させられる観客を増やし、神椿レコード自体も赤字を回避できるような売上を得ることで次回の活動を早めることができ、度重なるライブ中止により生活が危ういライブハウススタッフの収益にまで貢献することができております。

無観客ライブが成功すればライブハウススタッフもアーティストスタッフも後追いで同じ手を使える可能性が生まれますので、長期的にも凄い判断ではないかと思います。中止の報告と同時に代替案を提示するというやり方も、考えに考えて決断を下したのだろうという印象に繋がります。

今回ライブに行く予定はありませんでしたが、是非とも無観客ライブは見たいと考えております。

本日は以上となります。

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