VRの興行利用

VRに関しては皆さん既に名前はご存知かと思います。仮想現実というやつですね。体験されたかた、ゲームをやっている方などもいらっしゃるでしょう。

ただ、実際これまだ珍しいという感覚の方が多いのではないしょうか。私の価値観として、テクノロジーなどのイノベーションは珍しいと思われたままでいることが市場としては失敗で、インフラのレベルまで当たり前の存在になる事が最終到達点だと思っております。ではVRはどのような活用ができるでしょうか。

VRの持つ機能をざっくり挙げると、あるものを再現できる、ないものを作れる、主観的に体感できるの3つです。

あるものを再現するとは、例えばスポーツや乗り物、建物などですね。既に存在するものわなら、それを自宅で擬似体験させることができます。

これを活用するとすればこれから無くなるものを再現する事には意味があるかと思います。取り壊しが決まった町並みなどを保存する目的での活用などですね。新開発においてVRとして残すはからいも考慮できるかと思います。

ないものを作れるとは、単純にSFなどで使える手法ですね。スターウォーズへの憧れをVRで実現させるなどです。

映画やアニメ、漫画、絵本などの創作を行う方は、観る人に憧れられる、羨ましがられるような世界観を確立し、この世界をVRで体感できますという売り方を考えた方が良いかもしれません。その為には製作段階で細部まで作り込む必要がありそうですね。

3つ目はあまり言語化されてないない部分なのですが、主観的に体感できるという事ですね。VRがない時代のエンターテイメントにおいて、私達は俗に言う神の視点の存在でした。映画アニメ、漫画、絵本など全てのコンテンツには主人公が存在しており、私達はそれを客観的に見ている前提のもと創作はされていたんですね。主人公の視点ではないからこそ、サブキャラの視点や過去編などに場面を転換させられました。

上で挙げたようにVRというのは、主観的な一つの視点で体感できますね。これ、ディズニーもワンピースもグラとグラの作者の誰も試みた事のない作品の作り方になるんですよ。類似のコンテンツとしては、分岐ルートのシミュレーションゲームですね。VRを前提とした作品作りをするのであれば、物語の時点で例えば4者の視点の1話から最終話があり、一つの物語を4回楽しみながら、それぞれ別の感想をもてるような作品を作るなどでしょうか。別の視点同士の人が感想を言い合うというのも面白いかもしれません。

ここで挙げた活用は私が現状思いついただけの意見にすぎませんので、まだまだ面白い利用の仕方があるかと思います。今後インフラになると面白いですね。

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