評価指標としての悪口

人生の中で人の悪口を聞く場面に出くわしたり、テレビやSNSで特定のだれかが叩かれている姿を見たりすることはよくあるかと思います。本日はそういう悪口を鵜呑みにすることなく前向きに聞く方法という話をしたいと思います。

まず悪口を言う側の話なのですが、苦言というのは賛同を得られやすいので、数人の集まりで悪口を言うと盛り上がってしまいます。またSNS上で話題の芸能人などを叩くと、いいねとRTが前向きな投稿以上に集まってしまうため、承認欲求が満たされてしまいます。

するとどうするかというとストレスがたまる→承認欲求を満たしたくなる→悪口をいうようになるというような形で、ギャンブルにはまるかの如く悪口をいう事に依存するようになります。なのであまり悪口をいう側に回ることは個人的にはお勧めできなかったりします。

さてここから今回の本題である悪口を聞く側の話です。改善やその場の笑いを目的とした悪口は良いのですが、ただ単に悪く言うことを目的とした悪口を聞くというのは、自分もその相手を嫌っている状況じゃない限りは中々辛い時間だったりするかと思います。

まずAさんを悪く言うために悪口を言う人の立場に立って考えてみると、その場における目的は、聞く人のAさんの印象を悪いものにするという事になります。
この目的を達成するための最初の悪口はどのような話をするでしょうか。目的を踏まえて考えると、最初の悪口というのはAさんの一番酷いエピソードを話しますよね。

これを逆説的に考えると、悪口を言われているAさんというのは、そのエピソード以上の酷いエピソードがない人と捉えることができます。
このように、悪口は文面をとらえるのではなく、そこで言われていないそれより悪い面がその人にはないとプラスに評価できることになります。
これが悪口を悪口通り鵜呑みにせず、逆に前向きにとらえる方法です。

一つ過去の政治家叩かれ事例を出すのであれば、漢字が読めないことを叩かれた麻生太郎さんは、それしか叩ける部分がなく、「漢字が読めない事以外欠点がない政治家」というのが当時の評価だったということがわかります。

趣旨とはズレますが一応いうとこれが通用するのは単一的な悪口に対してなので、悪口を言う側のエピソードが多種多様でバラエティに富んでいるときに関しては、相手の悪口に信ぴょう性が出てくる面もありますね。

いずれにせよ今回挙げた悪口の聞き方を身に着けると、人に対するどのような種類の悪評すらも好転させ人物評として楽しめるようになりますので、悪口を聞く時間が苦手な方がおりましたら、試してみたら良いかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました