給与は何を提供した対価か

今回は給与は何を提供した対価かという話をさせていただきます。

よく、こんなに苦労しているのに給与が伸びないという不満を聞く事があると思います。給与が労働をはじめとして苦労の対価なのであればこの不満は正しいのかもしれません。

では考えてほしいのですが、その道のプロと呼ばれる人にその道の基礎を教えることに価値は発生するでしょうか。例えば孫正義さんにSIMフリーiPhoneについて解説をするために調べて資料を作ったとしても、その時間は孫正義さんのなんの助けにもならないことはわかるかと思います。

結論としてはベタですが人は労働ではなく、提供した価値の対価として給与が決定するという事です。孫正義さんにとって価値があることで考えるのであれば、時間だと思います。ですので、孫正義さんが1時間で終わる仕事を代わりにやり、5時間かけて終わらせた方が価値があるといえます。孫正義さんの1時間を自身の5時間で引き取ったことで、孫正義さんは私の5時間以上の利益を1時間当たり稼ぐからですね。

以上を踏まえますと、仕事で価値を提供し、その価値を引き上げていくための第一歩は、相手のことを考える事であるといえます。「有難う」は「有る」ことが「難しい」と書きます。自分にとって有ることが簡単で、相手にとって有ることが難しいものを見つけて提供することで、自身の価値を引き上げていきましょう。

今回は以上となります。

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