お金を取るなら、根拠という武器を持て

今回はお金を取るなら、根拠という武器を持てという話をさせていただきます。

この話は自身を売り込む立場における内容です。例えばあなたが企業に対して何か改善提案をしようと思っているという状況を想像してください。

あなたは相手にお金を払ってもらわなければ仕事をもらえないので、その提案を受け入れてもらう必要がありますが、当たり前のことですがこれは並大抵のことではないんですよね。買い物する立場として、払う金額以上の価値を感じないものにお金を払う気にならないのは皆さんわかるかと思います。

そして提案というのは価値を形作る何かが無いため、提案をされる側の視点として数値的な比較が難しく、首を縦に振ってもらう事は中々難しい状態になります。個人ですら買い物には失敗したくないので、企業の責任を負う立場となればなおさらという事ですね。

そもそも改善提案というのはある種今の状態を悪いとみなす行為なので、その状況で毎日の会社業務をこなしてきた会社からすれば、ちょっと聞き心地が悪くすらあるかもしれません。

そんな中で必要なのが根拠という武器を持つという事ですね。当たり前ではあるんですが、提案する会社内で必要な根拠と、提案対象である会社に必要な根拠では、説明の方向性が変わってきます。

会社内での説明は単に原価根拠を作業内容ベースで伝え、それにいくら利益乗せますで終わりですが、提案対象の会社には何故こうした方がいいかの根拠をストーリーベースで伝える必要があります。

あなたの会社は現状このような状態で、こういう強みを持っていますが、私の視点から見た時このような改善項目があると考えました。ここの改善を図るために私はこの提案を行います。この提案を御社(提案のプレゼンを想定)が実践することで、現状からこのように変わり、この点での向上が見られるでしょう。いかがでしょうか。
一例にすぎませんがこういった形でしょうか。

やった方がいいと思わせられる根拠を持って提案をすれば、たとえその提案自体を断られたとしても、本気で考えて動いてくれる人間だというあなたへの信頼は高まるので必ず先に繋がりますので、是非とも試してみてはいかがでしょうか。

今回は以上となります。

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