会社の未来がなくなるとはどういうことか

今回は会社の未来がなくなるとはどういうことかという話をさせていただきます。

結論から言ってしまうと会社の未来がなくなるとは、所属する社員が現在の事のみにリソースを割く事しかできず、未来のことにリソースを社員がなくなることです。

会社とはあくまで個人の集合でしかありません。そして個人の話で考えた時、各々が今やらなければいけない仕事だけにリソースを割くとどうなるでしょうか。例えば3月中3月に納期の仕事の事だけを考えていた場合、3月は売り上げを十分に上げられるかもしれませんが、いざ4月に入ると、4月にやらなければいけない仕事はない状態になります。4月の仕事は前月の3月に提案を行って初めて発生するものなので、3月を今に費やすと翌月の仕事がなくなります。当月に提案をして、当月の納期で案件を得ることはほぼ不可能に近いので、4月に5月の提案をし、5月は5月案件だけを考え…という、隔月でしか売り上げが発生しない状態になってしまいます。

当然その状態の個人が集まってしまうと、全員が今をこなすことに躍起になり、会社という団体戦なのに個々人でしか活動できないという事が発生し、次第に個人の未来へのリソースがなくなることに呼応するように、会社の未来がなくなるという事です。

本日は以上となります。

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