祈りの時代

今回は祈りの時代という話をさせていただきます。

祈りの時代とは、私が承認の時代の次にきていると思っている欲求の話になります。
まず、私たちは承認欲求を満たすことが現在少しづつ困難になってきております。単純な話として、1億人が発信者になると一人当たりの視聴者数が減るからですね。今は芸能人もSNS発信を積極的に行う時期なので、先行者利益を得られない状況で素人は厳しい戦いを強いられることになるかと思います。

生活のモチベーションを保つために承認が得ることが困難になり、承認を得るために行動を決めるような本末転倒な事態になってきているため、間もなく無理が出てくると私は考えております。
承認の時代が終わり次に来ると思っている時代が祈りの時代です。

インターネットがもたらしたものは情報の飽和です。今までテレビと新聞から与えられるだけだった画一的な情報の時代はそれを吸収するかしないかの2択に過ぎなかったのですが、インターネットにより情報は探すものになったため、現在は飽和する情報の中から、自分は何を信じるかを選ぶ時代になりました。

何を信じるかを選ぶというのは情報だけに限った話ではありません。転じてこれは誰の活動を信じて応援するかという祈りの時代の到来を意味します。良く先輩方が若い人が頑張っている姿を好むような光景がありますが、あれは自分が最前線を退いて精力的に頑張れなくなった人々の中に生まれる誰かを応援したいという需要がもたらす現象です。若い人に沢山ご飯を食べさせたいご高齢の方などの例も近いかもしれませんね。

このような、誰かも成功を祈ることを生活のモチベーションとする祈りの時代が既にきているのではないかと、私は考えております。

今回は以上となります。

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