GAFAの捕食活動

今回はGAFAの捕食活動という話をさせていただきます。

Zoomのヒットは皆さんの知るところかと思いますが、それを受けてか否か、Facebookが競合にあたるWebコミュニケーションツールとしてMessenger Roomsのリリースを発表いたしました。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2004/25/news016.html

Zoomが企業向けなのに対してMessenger Roomsは個人向けという事で、差別化を図ったうえで明確に個人という規模を食いに来たのだと思います。

Facebookの強みというのはFacebook、Messengerというツールで最大規模のユーザー情報を持っているため、Messengerの利用者数が多いという事実を客観的に把握できるので、なんとなくZoomが流行っているから便乗しようといった予測に頼る必要がなく、負けない勝負をできる点だと私は考えております。

Messenger Roomsの良い点としてFacebookユーザーに限らず誰でも利用できるという点です。この点の設定を誤ってユーザー数面で損をするサービスはとても多いんですよね。例えば今のユーザーは会員登録なんて面倒なのでGmailやTwitter連携ができない場合、それだけでサービスは使ってもらえる可能性は落ちます。
アプリをリリースするハードルはノウハウが共有され下がりましたが、それに伴いアプリが飽和していき、アプリのダウンロードそのものが現在ではハードルとなっているので、既に利用しているであろうサービスであるLINEを利用し、LINE for businessの公式アカウント友達登録による集客が増えています。

上記のような潮流を踏まえると、無料且つFacebookの利用の可否を問わないというのはハードルをほぼ0にできるといえます。

また、そもそもビデオ通話という本人顔出しというコミュニケーションの形態自体が、唯一本名での交流を原則としているFacebookの実名性重視の考え方とマッチしているというのも、今後強みになるかと思います。

日本でのリリースはまだ先ですが、リリースされた際には是非試してみたいと思います。

今回は以上となります。

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