つらさを教える意味のある業界

今回はつらさを教える意味のある業界という話をさせていただきます。

なんの話かというと、その業界の仕事の過酷さを伝えることがプラスに左右する業界とマイナスに作用する業界があるという事です。

よく農家の方が後継者不足という話は聞きますよね。ノウハウが個人の暗黙知に頼る部分が多く、その継承が難しいのだと思います。それを受けてかどうかはわかりませんが、学生時代農業体験をやらせるような慣習がある地域もあるあるのではないでしょうか。農業体験自体は良いと思うのですが、この体験が既にやっていないような手作業でつらさを教える意図の場合、後継者不足に拍車をかける行為になります。

後継者が不足しているということは、悪くいうと業界自体が衰退していると思われていたり、辛い肉体労働を強いられる毎日だと思われているということなので、後継者問題の解消においては、このイメージを払拭する体験を提供することが求められます。

農家の人の苦労がわかるのではという意見もあるかもしれませんが、その苦労は直接関わる事が無いため薄れていきます。ここが今回の結論ですが、コンシューマーとの距離が遠い業界は共感を促しづらいためつらさを見せる行為が逆効果になりやすく、逆に距離が近い業界は会うたびに共感を促進するので、つらさを教えることによって無茶なクレームを減らす効果につながります。

今回は以上となります。

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