承認とは何か

今回は承認とは何かという話をさせていただきます。

承認欲求という言葉が世に出回っている時代ではありますが、そもそも承認という言葉がなにかというのは意外と考えない部分なのではないかと思います。

goo辞書で調べると、 そのことが正当または事実であると認めること。 よしとして、認め許すこと。聞き入れること。とでてきます。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%89%BF%E8%AA%8D/

正しいと認める事というような意味に捉えやすい言葉なのですが、私としては認めるという部分に焦点を当てた方が定義として適当なのではないかと思っております。私が思うに今の時代の承認とは、存在を認める事、つまりあなたを見ていますよと伝える事だと思います。

例えばあなたが全く知らない他人からすれ違いざまに褒められたとしても不振に思うだけですよね。逆にもし怒られたとしても、常に目にかけてくれている上司であれば、この場で悪い面を正してくれたことをありがたいと感じるかもしれません。

両者の違いは普段から自身の存在を承認してくれているかどうかの差です。承認さえ感じられれば褒められばうれしいですし怒られても感謝できます。逆に、自身が職場で評価され始めてから手のひらを返したように急に褒めてくるような人がいたとしても、そこには一切の承認を感じられないという事になります。

承認の難しさというのは、人がやるしかない事です。目標管理制度やMBO、コンピテンシーのような、評価の制度褒める叱るフローは仕組みとして会社に取り入れていくことができますが、制度は見られている事を感じさせることには一切繋がらないためですね。

見ている事を見せるという事は忙しい時などは難しいのですが、その小さな積み重ねが信頼関係に繋がると思いますので、日々存在を認める承認をしていきましょう。

今回は以上となります。

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