平等の視点

今回は平等の視点という話をさせていただきます。

平等には大きく分けて2種類あると私は考えています。

一つが過程の平等です。同じ手段を使い同じだけの物を与えたり、待遇を与えるような平等の考え方です。コロナウイルス政策における、マスクと給付金の配布、麻生さんが首相だったころの定額給付金、消費税などがこれに当たります。

もう一つが結果の平等です。過程の平等が同じだけの物を与える行為であるのに対し、結果の平等は母数全体の中における相対的な判断の上で、どれくらいの物や待遇を与えるのかという部分を変化させる考え方です。コロナウイルス政策における学生への給付、所得税、社会保障などがこれに当たります。

この二つの平等をごちゃまぜにして不平等を訴える人というのが結構見られるので注意が必要なんですよね。例えば女性の社会進出という面で考えた場合、男女比で見れば管理職率は男性の方が多いのが現状だとは思うのですが、ここに関して議論する場合、そもそも労働人口の比率がどうなっているのかから考えない場合意味がないという事です。例えば社会人男性1万人中管理職が500人と、社会人女性5000人中管理職300人なら、割合として女性の方が多いという事になります。

私たちが考えなければいけない事としてなるべく平等なやり方を模索する機会があるかと思いますが、考えなければいけないことは、過程の平等を使っていい場面なのか、結果の平等を目指さなければいけない場合、どこを結果として平等を目指すのかという視点なのではないでしょうか。

今回は以上となります。

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