今回は旗振りの重要性という話をさせていただきます。
コロナウイルスで自粛を促されている私たちですが、この環境下において海洋国であるという事は大きな強みとなることはご存じでしょうか。
考えてみれば当たり前の話ですが、入国に関しては基本的に国際空港からしか発生しえないので、外国からの入国状況を管理できるという強みがあります。国境が隣接している国を想像してもらえば、この状況で国外に対して疑心暗鬼ならないで済むという事は終息後の関係性を考えた時にかなり優位に働くといえます。
この内陸の国境という点で、今大きな亀裂が走っているのがEUです。
https://globe.asahi.com/article/13341913
EUはシェンゲン圏(The Schengen Area) というエリアにおいて、加盟国かどうかの有無にかかわらず、国境間の入国審査を撤廃していました。しかし今では事実上の封鎖状態となっております。
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00122/031800006/
本当のところは当事者ではないのでわかりませんが、国同士の施策がまとまらず、かなり溝が深まっている状態となっているようです。
隣国とはいえ国同士の方針が当然違う為、未知に対するEUとしての意見が一致しないというのは当然のことではあるんですよね。EUとしてみた時にトップが複数人並列にいるという事になります。この場において多数決などしたとしても、自国のことを多数決で他国に決められるようなことがあれば、当然遺恨が残りますよね。
このことからわかることとして、物ごとを一つに束ねて進めていくには、正誤に関わらず先頭に立って旗振りをするトップの存在が必要という事です。
既存に対して存在する取り決めはあったとは思いますが、今回の件を受けて、パンデミック時の対応方針を既存の出来事として方針をまとめ上げ、EUとしての関係を修復できるのかは興味深い点ですね。
今回は以上となります。
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