ペーパーレス化の秘策

今回はペーパーレス化の秘策という話をさせていただきます。

コロナウイルスによりリモートワークの導入が浸透しつつありますが、完全なリモートワークの一番の障壁となっていそうなものが紙による承認手続きです。会社によっては月曜日のみ社判を押す日とし、その日は注文書などに押印をもらうために出社するそうです。なんとも勿体ない話ですね。

ご存じの通り、ペーパーレス化の推進は国を挙げて進める予定でしたが、印鑑業界が一枚岩となり反発したことで、現状止まっております。IT担当大臣がはんこ議連会長というのは有名な話です。

現状のリモートワーク推進はペーパーレス化推進をしたい人にとっては、大義名分を得たという意味で追い風ですね。反対派に対してどのように接していくことが必要でしょうか。

そもそも物事に反対するという事は、日本にとって損であるか、自分にとって損であるかのどちらかが理由です。ペーパーレス化に反対する人が持っている、ペーパーレス化が進むことで損をする根本理由は、職を失うという不安からです。自粛期間が延びて不安はますます高まっているかと思います。

という事で、おそらく味方を増やす方向性でペーパーレス化を推進するのであれば、印鑑業界に勤める人の雇用のサポートをし、職を失う不安を取り除くことで賛成派を増やしていく方向が、遺恨を残すことが少なく良いのかなと思います。利害から国は特定企業に肩入れはできないため、雇用先のサポートを人材業界にお願いすることが難しそうではありますが、遺恨を残さないことを最優先に考えるなら、不安を取り除くという方向性は最善に近いと個人的には思います。

今回は以上となります。

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