今回はエレベーターホール問題について触れるという話をさせて頂きます。
かなり有名らしいこの話なのですが、私は本日初めて知りました。
「エレベーターホール問題」に学ぶ。「視点」を切り替えて考える方法
エレベーターホール問題とは? あなたならどうする? あなたがビルのオーナーだと仮定します。ある日以下の様なクレ
内容をざっくり伝えると、待ち時間の長いエレベーターを改善する為に専門家達を集め議論したところ積載量を増やすといった増築等のアイディアしか上がらず売上を遥かに超える金額の為断念したが、その後に部下に同じ話をしたところ合わせ鏡を置いたらどうですかと提案され、実践した結果クレームが激減したという内容です。
此方の正誤や実際の効果、ノンフィクションかどうかはともかく、例え話として物凄く良く出来ていると感じました。コンサルタントが正しい使い所で駆使すれば上手く乗り気にさせられるような強さとでも言えば良いでしょうか。
この話が言いたい事は恐らく2点です。
一つの専門分野を持つ人間の解決立案の視野の問題です。何かに精通している人間がその分野に関わる意見を求められると、自分の精通している分野を駆使する前提の解決策となってしまい、精通している分野を無視した解決策の立案が困難になるという事ですね。
もう一つは課題を多角的に捉えると、多角的な解決策が案として浮かび上がってくるという事です。問題を捉える視点の数だけ対応する解決策があるというイメージですね。問題の根本的な解決だと言える方と言われれば煙に巻くような方法と捉えることもできますが、実際に根本的な解決が難しく、それよりも少ない予算で低リスクに実現できるという状況が整っているのであれば、この視点の変更という考え方は、他の分野で利用できるのではないでしょうか。
今回は以上となります
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