今回は誰でもアウトプットができる魔法の空間という話をさせていただきます。
結論からいえばその場所というのはお風呂です。湯船に浸かりぼーっとするだけで、得意不得意にかかわらずアウトプットができるようになります。
ここからは理由を説明するのですが、そもそもの前提としてアウトプットをするにはインプットを行っている事が必要です。とはいえこれは今の世の中では誰でもその環境にいるといえますね。スマホというものを触り続けるだけで、人は情報のインプットを止めることはできない状態となります。
さてここでインプットをしやすい状況について考えてみましょう。あなたが学生時代などのテストに向けて、教科書の内容などをインプットとして暗記しようとした際、どういう状態にあるでしょうか。よく親や学校の先生は勉強中に「集中しなさい」といいますよね。つまりインプットをしやすい脳の状態というのは集中している状態にあるという事です。
集中は中に集めると書くように、ある分野に対して注力しそれについて思考を深めるという脳の使い方をします。脳の中にある無数の引き出しの中で、一つを引っ張り出し、それだけをあさったり資料を追加したりするイメージですね。
話をアウトプットに戻しますが、対義語であるアウトプットは集中していない状態、つまりリラックスした状態でこそ発揮できる能力という事になります。アウトプットとはそれまでにインプットした情報を整理し、分野ごとの知見を切り貼りして別の気づきを得て自身の武器として発信するような行為なので、状況として最適なのはどの分野にも集中していない状態という事ですね。つまりなにもしていなく、情報が入ってこない状態です。引き出しすべてを少しづつ開け、資料を数枚ずつ取ってごちゃまぜにしているようなイメージです。
情報を自身の身の回りから絶つ事で、無意識レベルのインプットを極力減らしアウトプット優位の状態を作るというのがこの方法なのですが、ただこの何もしない、情報が入ってこない状態を作るのはインターネットがありスマホがある現代においてはほとんど不可能に近いんですよね。実際クリエイターの方は地方の自然豊かな宿を貸し切ってスマホの電源を切り、意図的に情報から隔離された環境を作る人もいるそうです。
それ程難しいアウトプットの環境づくりの中で、2つほど日常の中に残ったアウトプットの機会というのがお風呂場と寝る前になります。ただアウトプット優位の状況というのはインプット能力が落ちている状態、つまり集中していないので、記憶の定着が難しい状態であるため、寝る前に思いついたことというのは残念ながら眠りを妨げてその場でメモしない限り、翌朝にはきれいさっぱりわすれてしまうわけですね。そのためすぐに活動を再開しアウトプットをメモにとどめて置けるお風呂場が最適というわけです。
お風呂で何かスマホを見たりテレビを見たり本を読んだりしている人も中にはいるかと思うのですが、一度騙されたと思って、湯船でぼーっとして当てもない考え事をしてみてはいかがでしょうか。
今回は以上となります。
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