労災や過労自殺がなくならない理由

今回は労災や過労自殺がなくならない理由という話をさせていただきます。

電通で3年ほど前に事件があったかと思うのですが、あの時も年単位で業務が停止するようなことはなく、罰金と新規契約を一つき禁止程度で終わりました。
https://www.huffingtonpost.jp/2017/07/12/dentsu_n_17461516.html

これに対して「命に対して罰が軽すぎる」という声が上がっていたかと思いますが、あくまでも労基法を破っていたかどうかという焦点での裁判であるため罰がそうなったらしいですね。

ここに労災や過労自殺の根が深い問題があるのですが、あくまで会社で起きたことは個人の殺人や事故には当たらないことになるのですよね。何にあたるかというと法人という人ではない概念がおかした罪という事になるわけです。

法人が担っているものは人の生活であるため法人にとっての死刑にあたる倒産をさせることもできず、懲役に当たる数年間の業務停止もできないわけですね。また労災に関してもそのお金は税金から支払われるため、会社組織が痛い目にあうタイミングがないのでなくならないというのが理由であると私は思います。

今回は以上となります。

コメント

  1. […] 後言われている事として、命の儚さがテーマになっているような作品に電通が関わっているという事で滑稽だというようなことを言われてますね。昨日偶然テーマに挙げたので驚きました。 https://www.mine-think.com/?p=305 […]

  2. […] 以前の話も含めては私が思っている事としては、「個人にとって社会はそんなに甘くない」というよりも、「会社にとって社会が甘い」存在であるという事です。日本には中小企業を守る仕組みが多くありますし、日本の中小企業の割合からもわかるように淘汰が進むような構成ではない状態です。前に書いた内容からもこれはいえるかもしれません。 https://www.mine-think.com/?p=305 […]

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