世の中の篩い(ふるい)を意識した改善

今回は世の中の篩いを意識した改善という話をさせていただきます。

例えば学校なら点数、企業なら資格や性格でふるいをかけて適当な学生を選びますが、当然学生もどこに入るかを自分の条件で選んでいます。そして採用見送りのタイミングはエントリーシート、一次面接、グループワーク最終面接などさまざまなように、内定辞退のタイミングも就活生それぞれで違います。私の場合は企業説明会のタイミングで辞退することが多かったです。

以上のように、離脱理由が多岐に渡るのは、ふるいにかけた、あるいはかけられたポイント、タイミングが違うからとなります。1次面接は人間性や自我の有無を見ることが目的ですが、最終面接ではこの人は間違いなくわが社にあっているかというギャップが生じないかの最後の確認作業が目的となっています。

上記は終活の例ですが、これはサービス設計にも言えます。
サービスを点ではなく導線で言語化していくと、人がふるいにかけられるタイミング(お客さん側の条件によるふるいがどこに集まるか)の観測ができるようになります。
カスタマージャーニー分析は完全にこの考えに基づいた分析方法ですね。
https://liskul.com/customer-journey-1697

知ってもらえるか、買ってもらえるか、リピートしてもらえるか、シェアしてもらえるか、ファンになってもらえるかはよくあるふるいのポイントですが、それぞれやらなければいけないことが違う事がわかると思います。
なので私たちは結果に結びつかない時、自身の設計のどのポイントにふるいがあるのか、ふるいのどの部分で大幅な離脱を招いたかを考えて改善の一手を言語化する必要があるので、導線の分析は癖にする必要があると思います。

本日は以上となります。

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