ファンを増やした先

今回はファンを増やした先という話をさせていただきます。

集客をするという行為、ファンを増やす行為が重要なことはおそらくみなさんが感じていることだと思うのですが、それ故にファンを増やした後の事への意識を割けていないかたもいるのではないかと思います。

SNSはフォロワーの数や言い値数は可視化されていますが、フォロワーがどれほどの興味でフォローやいいねをしているかという、所謂深さの部分の可視化はされていません。
例えばVtuberが流行っているから一番有名な人をフォローしようという軽いフォロワーも、デビュー日から応援していて動画を全て欠かさず見ているような熱心なフォロワーも同じ1です。

例えばあなたが映画監督でその映画の熱心なファンがいたのであれば、ファンは当然力になりたいと思っております。ですが、映画を応援する方法映画館に行くこと以外にありません。熱心なファンもそこそこのファンも同じ金額の支援しかできないという事ですね。
実際私がやっている個人開発のカードゲームアプリはカードの収集がしやすので、作者を応援したいのに課金する場所が無くて困っております。

仮にその映画の舞台裏メイキング映像や、原画のコピーを販売したとすれば、おそらくこの熱心なファンは迷うことなく買うでしょう。漫画でいえばネームを売るような形ですよね。飛行機などは売り上げの半分以上がVIP席が占めているといわれております。

結論としては、ファンを増やした先でやらなければいけないことは、作者の力になりたいという人の願いを叶えられるような、ただの寄付ではない付加価値を持つオプション導線を作ることという話ですね。

日本ではよく平等が好まれるのですが、同じレベルのサービスを全ての人に手段として平等に提供することでは決してないと私は思います。ファンの深度が違う以上、そのコンテンツに払える金額の上限も違い、未完成のものにも完成品以上の価値を感じている人たちの願いもかなえることで、自分の作品を見て下さるライトユーザーの数を増やすことこそが、結果の平等に繋がり、メリットを享受できる人を最大化できるのではないでしょうか。

極端な話平等に1500円で売るのではなく、ファンから1万円をいただいてさらに多くの価値を提供し、そこで増えたお金で学生無料の映画にする等の手を考え、濃いファンのためのサービスを設計するという事ですね。

本日は以上となります。

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