空想世界の物質化ルール

今回は空想世界の物質化ルールという話をさせていただきます。といっても当たり前の話なので短めになりますね。

ディズニーランドに行ったことがある方ならわかると思うのですが、ディズニーランドに民家はないんですよね。また観光の観点としては、京都ドに行ったことがある方ならわかると思うのですが、ディズニーランドに民家はないんですよね。また観光の観点としては、京都の木材の家が密集している中に、レンガ造りの家が建っていることは相当珍しいと思います。旅行程度しか見ておりませんが、少なくとも私は見たことがないです。

今回の結論はこれなのですが、空間を世界観でデザインするなら、その世界観に則った制約が必要という事です。

観光地として地方を発展させると際に受け手に持たせたい感情、感想があるなら、その感情、感想にとって邪魔になるようなものは徹底的に排除する覚悟が必要ですし、ファンタジーを実現するなら、原作の世界に絶対に出てこないであろうものは、たとえ機能的に便利であろうとも視界にお客さんの視界に入れない徹底ぶりが必要です。
上記のように細部にこだわることで、その空間にいるお客さんが没入感を感じ、現実を忘れることができるという事ですね。

これいう分には簡単そうに感じてしまうかもしれないのですが、人間はなければいけないものを列挙する能力は高いのですが、あってはいけないものを列挙する力が低いので見落としがちで注意が必要なんですよね。あってはいけないものを列挙するという行為は森羅万象が対象になっているので、悪魔の証明に近いというのが理由ではあるのですが。

世界観の実現を実践した経験などないのですが、もしやるのであれば世界観を言語化する癖をつけて、空間のモデル、言わばスペースペルソナを予め作っておく必要があるのではないかと考えます。

今回は、空想世界の物質化ルールは、なくてはならないものからではなく、あってはいけないものを洗い出すことで固めた方が良いという話をさせていただきました。

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