今回は情報刺激の多角化戦略という話をさせていただきます。
学生時代ってよく暗記力を求められるテストをやらされたなと記憶しているのですが、そのときよく言われていた暗記の方法は、声を出しながら書くというものでした。
これは、視覚だけではなく、聴覚と感覚でも暗記対象の情報をインプットすることで、記憶を掘るときの手がかりを増やすという効果があるといわれていますね。
これって娯楽の類でも同じことが言えるのではないかなというのが今回の話ですね。
例えば絵本や漫画、小説の情報刺激を拡張するために場面ごとのテーマ曲をまでをつくり上げYoutubeにあげ、そのqrを本に載せるというようなイメージです。
場面ごとに曲を流しながら本をみて、作品のアプローチの方法を増やす意図ですね。
本という単体の作品として蛇足感があり整っているとは言えないかもしれませんが、2回目以降の楽しみ方としては面白いと考えております。2周を前提とした作品作りというのもできますし、ファンも作り手もアニメ化の構想がイメージしやすく先に繋がりやすいのではないでしょうか。
何より私が良いと感じている点として、楽曲を誰かにオファーを出したと仮定するなら、楽曲提供者の広報も両立できることだと思っております。
BGMがある本として売り出せば、本のファンは次第にサントラが欲しくなるようになるかと思います。本が売れれば楽曲提供者が出したCDが売れるという状況を整えることができれば、楽曲提供者は本の宣伝をCDの売上向上という自分の利益の為にしてくれる。ようになります。Youtube収入を楽曲提供者に全額渡すというのもありかと思います。
逆に楽曲提供者のファンがサントラを聞いて本の購入を決めるという事もありうるかもしれませんね。
以上の例のような形で、自身のコンテンツが五感のどこを刺激しているのか、そのコンテンツを五感の刺激の視点で拡張できる要素がないのかを考えて戦略を練ってみると、お客さん側からすれば楽しみ方が多く語りしろの多いコンテンツになり、作り手のあなたからすれば拡張に当たり共同制作者を増やすことに繋がり、相互利益関係者を増やすことにつなげることができるのではないでしょうか。
今回は情報刺激の多角化戦略は五感から攻めろという話をさせていただきました。
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