不自由さという付加価値

本日は不自由さという付加価値という話をさせていただきます。
私が唯一AbemaTVで見ている番組、「ニシノコンサル」を例に話をしていきますね。

その回でのニシノコンサルの相談者が電柱広告の木村さんで、自社の電柱広告の売上を増やしたいというような相談内容でした。
西野さんとshowroom前田さんは数々の改善案を提案していくのですが、電柱広告は営利活動に関する制約が多いためその提案のほぼすべてに対し「できません…。」となることにワクワクし始めるお二方が面白かったのですよね。

制約上できないことの例としては、電柱広告業者がホットスポットの電柱を買い占めてまとめ売りをしたりはできない、金額を変動させることもできず一律でなければいけない、デザインの制約もある…といった具合でした。

これ番組でも触れられておりましたが、逆に言えば電柱広告を置いているお客さんは、幾重にも重なる関門を突破して電柱広告を置いている珍しい団体であることを世間に表明しているという解釈もできるのですよね。
希少性を売り込むことができるという事です。

結論としては、もしあなたが縛りの多い物やコンテンツを売り込まなければいけない、人に販売していかなけばいけない立場になったのでしたら、それ自体を更に聖域化して、そこに関与できる事を付加価値にすることで主義主張のツールに変えるという事が突破口になるかもしれません。

例えば形が悪いため廃棄することになる農作物を売ろうとすると仮定しましょう。この場合はそれ単体で売るのではなく、形の悪い農作物だけを利用して行うレストランを開業し、なくなり次第終了でメニューも今日届いた農作物で決めるため日によって変わる…、などの聖域化をすることで、ここのレストランでご飯を食べる事がただの食事という役割ではなく廃棄を防ぎ農家を助ける活動に賛同してますよという主義主張という意味が加わり、通った方のシェアが生まれヒットするかもしれません。

※上記の例を考えてから検索してみたのですが、まさに例に出したようなレストランがありましたので、参考までに共有しておきます。
http://www.alterna.co.jp/19743

今回は不自由さという付加価値というテーマで話をさせていただきました。
余談ですがニシノコンサルの電柱広告回ですが、木村さんは解決案の結論となる提案が出たとき目に見えて目を輝かせておりました。
下記が木村さんのツイッターアカウントです。プロフィール見て何か気が付くでしょうか。

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